WKF OFFICIAL AMATEUR RULES — JAPAN

アマチュア競技規則
日本語要約版

WKF(World Kickboxing Federation)公式アマチュアルールに基づく、 大会関係者・選手向けの日本語要約版です。

本書はWKF公式英語版そのものの翻訳ではなく、理解しやすいよう日本語で整理した要約版です。 解釈に疑義が生じた場合はWKF公式英語版およびWKF/IRCの判断を優先します。

QUICK大会用 大会用・重要事項

WKF JAPAN大会の運営・出場にあたり、まず押さえるべき要点です。

試合

2分 × 3R

インターバル 1分

K-1ルール

打撃+膝

パンチ・キック・ローキック・膝蹴り有効

クリンチ

限定的

長時間は禁止。膝蹴りのための首相撲のみ

ダウン

8カウント

マンダトリー8カウントを適用

防具

安全装備必須

ヘッドギア・マウスピース・グローブ・シンガード・ファールカップ等

安全管理

リングドクター必須

医師の配置が必須。救護スタッフのみでは不十分

判定

10ポイント方式

10-9/10-10/10-8

セコンド

最大2名

インターバル中にリング内へ入れるのは1名

RULES全23章 競技規則 本文

第1章基本原則

本規則は、World Kickboxing Federation(WKF)の公式アマチュアルールに基づく。

WKF公式規則との解釈上の相違が生じた場合は、WKF公式英語版を優先する。

競技者はフェアプレーとスポーツマンシップを尊重し、安全を最優先として競技を行う。

第2章アマチュア選手

WKFにおけるアマチュアとは、原則としてプロ選手に該当しない競技者をいう。

以下に該当する場合、アマチュア資格に影響する可能性がある。

  • プロ契約を締結している
  • プロランキングに掲載されている
  • WKFが定めるプロ競技歴に該当する

アマチュア資格について疑義がある場合は、WKF/IRCの判断を受ける。

第3章年齢区分

大会最終日時点の年齢を基準とする。

区分年齢
Kid8歳以上13歳未満
Junior13歳以上15歳未満
Cadet15歳以上18歳未満
Adult18歳以上35歳未満
Veteran35歳以上40歳未満
Master男子40歳以上

第4章選手登録・健康管理

競技参加者は、原則として有効なWKF Sport Passおよび当該年度のライセンスを保持する。

健康診断による「Fit to Fight」の確認は12か月以内のものを基本とする。

国際大会では、政府発行の身分証明書等によって本人確認・国籍確認を行う。

第5章計量

計量は原則として、最初の試合開始2時間前までに完了する。

国際大会では、可能な場合、大会前日に計量を実施する。

第6章リング

フルコンタクト、ローキック、K-1、タイボクシング等のリング競技は、安全基準を満たしたリングで実施する。

リングおよびロープ、コーナー、防護設備等は大会開始前に安全確認を行う。

第7章試合時間

Full Contact/Low Kick/K-1/Thai Boxingの基本試合時間は、2分 × 3ラウンド/インターバル1分とする。

  • ジュニア・カデットは最大3R×2分。
  • アマチュア競技は最大5R×2分を超えない。

第8章K-1ルール

WKF K-1ルールは、基本的にLow Kickルールを基礎として実施する。

使用できる主な技

パンチ

  • ジャブ
  • ストレート
  • フック
  • アッパー
  • 規定に沿ったスピニングバックフィスト

キック

  • ローキック
  • ミドルキック
  • ハイキック
  • 前蹴り
  • サイドキック
  • バックキック
  • 回転系キック

K-1では脚への通常の前蹴りも認められる。

膝関節そのものへの危険な攻撃は禁止する。

第9章膝蹴り

K-1ルールでは、ボディおよび頭部への膝蹴りを認める。

限定的な首相撲・ネックレスリングは、膝蹴りを行う目的に限って認められる。

ただし、クリンチ状態から最初の膝蹴りを行った後、継続して首相撲を続けることはできない。レフェリーは速やかにブレイクさせる。

第10章キャッチ

K-1ルールでは、相手の片脚を保持した状態から、相手の軸足を崩すための1回の攻撃動作が認められる。

原則として5秒以内に行う。

膝関節への危険な攻撃は禁止する。

第11章防具

アマチュアリング競技では、安全防具を使用する。

基本装備

  • ヘッドプロテクター
  • マウスピース
  • グローブ
  • バンテージ
  • ファールカップ/グロインプロテクター
  • シンガード
  • 規定のフットプロテクター
  • 女性選手の規定された胸部プロテクター

グローブは原則として10オンスを使用する。

ヘッドプロテクターは頭頂部を含めて保護する規定品を使用する。

第12章服装

K-1ルールでは基本的にタイショーツを使用する。

  • 男子は上半身裸を基本とする。
  • 女子はスポーツトップ等、規定された競技ウェアを使用する。

安全上問題となるアクセサリー類は着用できない。

第13章判定

WKFアマチュアリング競技では、基本的に10ポイント方式で採点する。

スコア適用
10-9通常のラウンド
10-10互角
10-8一方的なラウンドでは、10-8となる場合がある

第14章採点基準

ジャッジは以下を総合的に評価する。

  • クリーンヒット
  • 有効なキック
  • 有効なパンチ
  • 技術
  • コンビネーション
  • カウンター
  • ディフェンス
  • リングコントロール
  • 積極性
  • ファイティングスピリット
  • スポーツマンシップ
  • ダウン
  • 減点

WKFではキックボクシングとしてのキック技術も重要な評価要素となる。

第15章ダウン

ダウンした選手には原則としてマンダトリー8カウントを適用する。

10カウントまでに競技続行できない場合はKOとなる。

ゴングによってカウントから救済されることはない。

第16章3ノックダウンルール

1ラウンド中に3回のダウンまたはスタンディング8カウントとなった場合、レフェリーは試合を終了する。

また、試合全体で規定のスタンディングカウント数に達した場合も試合を終了する。

第17章主な反則

以下の行為は禁止する。

  • 噛みつき
  • 頭突き
  • 金的攻撃
  • 関節への危険な攻撃
  • ダウンした相手への攻撃
  • レフェリーの「STOP」後の攻撃
  • ゴング後の攻撃
  • 危険な投げ
  • ロープを利用しての攻撃
  • 規則で認められていない長時間のクリンチ
  • 故意に試合を避け続ける行為
  • その他スポーツマンシップに反する行為

K-1とFull Contactでは認められる技が異なるため、競技カテゴリーを混同しないこと。

第18章警告・減点・失格

反則についてレフェリーは、次の処分を適用できる。

  1. Warning警告
  2. Minus Point減点
  3. Disqualification失格

原則として3回のWarningでMinus Pointにつながる。試合中に3回のMinus Pointを受けた場合は失格となる。

重大な反則については、その重大性に応じてレフェリーが適切な処分を行う。

第19章KO・TKO・試合終了

主な決着方法:

略号内容
P判定
KOノックアウト
TKO/RSCレフェリーストップ等
DODドクターストップ/負傷による終了
SUR棄権
DQ失格
WO不戦勝
NCノーコンテスト

第20章ドクター

Full Contact、Low Kick、K-1、Thai Boxing等のリング競技では、医師の配置が必須。

単なる救護スタッフだけでは不十分とされる。

選手の安全について、リングドクターは非常に強い権限を持つ。危険と判断した場合、試合を停止・終了させることができる。

第21章セコンド

選手1名につき、最大2名のセコンドを配置できる。インターバル中にリング内へ入れるのは1名。

セコンドは選手の安全上、続行が危険と判断した場合、タオルを投入して棄権させることができる。

レフェリーの指示には必ず従う。

第22章安全最優先

WKFアマチュア大会では、選手の安全を勝敗より優先する。

レフェリーおよびドクターは、選手が明らかに劣勢で危険な状態にある場合や、負傷等により安全な競技続行ができないと判断した場合、試合を終了できる。

第23章大会運営の基本方針

WKF JAPAN大会では、次の優先順位を重視する。

  1. 01安全
  2. 02公平性
  3. 03国際ルールの統一
  4. 04競技性

選手・セコンド・レフェリー・ジャッジ・大会スタッフは、WKFルールおよび大会主催者の指示に従う。

注意

本書はWKF Official Amateur Rulebook(Edition January 2025)を大会関係者・選手が理解しやすいよう日本語で整理した要約版であり、WKF公式英語版そのものの翻訳版ではない。

規則の解釈に疑義が生じた場合は、WKF公式英語版およびWKF/IRCの判断を優先する。

CONTACT

規則・大会出場についてのご質問は、WKF JAPANまでお問い合わせください。

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